横田 康子さん 寄稿(同窓生シリーズ第83回 Web版)
学校での進路講演会が大変好評で、当日お話を拝聴できなかった保護者にも、その一部を誌面でお伝えしたく、執筆をお願いしました。
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横田康子(よこた やすこ): 34回生 【プロフィール】 |
小説家を夢みていた新宿高校時代の私
太宰治が大好きだった私は小説家になりたいという夢を持って高校生活を送っていた。朝陽祭ではクラスで映画を作り、2年連続脚本を担当した。文芸部とバドミントン部に所属し、順調な滑り出しの高校生活だったが、2年の秋、母と祖母が相次いで大病にかかり生活が一転。看病生活をしながらの大学受験で志望校に落ち、納得がいかないまま滑り止め校に入学し大学生活が始まった。
崖から転落する大事故をきっかけに人生観が一転
自分は不運だ、どこか遠いところに行ってしまいたい。大学3年の夏、現実逃避で行った稚内近くの寒村で、アルバイト先のご主人の車を運転中、崖から転落する大事故を起こし、皮肉にもシビアな現実に直面する羽目になった。どこまで自分は不運なんだと茫然としていた時、私を病院に迎えに来てくれたアルバイト先のご主人に「こんな大事故でかすり傷とは君は幸運だ。生きていてくれてありがとう」と抱きしめられた。そうか!物事は捉え方ひとつで幸運にも不運にもなるんだ。人生観が変わった一瞬だった。
「国際交流」という仕事に出会う
それからの私は物事を肯定的に受け止めるようになり、不思議と全てが順調に進むようになった。何でもチャレンジの精神で臨んだ就職活動では外資系コンピューター会社のSE職を得、外為システム開発を3年やった。やりがいがありそれなりに楽しかったが、休暇で中国を一人旅した際、大勢の中国人に日本語を教えて欲しいと言われ、自分が本当にやりたい仕事は国際交流だということに気付いた。日本語教師養成講座を受講後、国際交流基金の米国派遣青年日本語教師プログラムでアメリカ中西部のカンザスに赴任。その後同基金のシドニー事務所勤務を経て、現在ロサンゼルス日本文化センターでマネジャーの仕事をしている。日本語・日本文化を世界の人々に紹介する仕事に生きがいを感じている。
多様な経験を積んで人間の幅を広げる
ポジティブな考え方がコアにあり、行動力・独自性・協調性・柔軟性をバランス良く備え持ち、自分の意見を上手に他人に伝えるコミュニケーション力を合わせ持つ人は「この人と仕事がしたい!」と思わせる魅力の持ち主で、就職活動のみならず人生をスムーズに乗り切って行くことができると思う。
そんな社会人を目指すのなら、高校・大学時代はたくさん本を読み、たくさん旅をして自分と違う生き方をしている人の話を聞き、失敗も含め多様な経験を積んで人間の幅を広げて欲しい。10代・20代で自分は何が好きなのか、何が得意かを模索し、30代でライフワークの仕事に出会うことができたら理想的だ。
Yasuko Yokota’s Photograph Collection

Eagle Rockにて友人とヨガ Oct 2013

Eagle Rockにてランチ Oct 2013

ハイカーに人気の Ontario Peak

秋の深まりを見せる美しい渓谷 Icehouse Canyon Nov 2013

Icehouse Canyonにてトレッキングを楽しむ Nov 2013

赤い岩が広がる雄大なMoabの景色

Mt.Whitneyの大自然の前で Aug 2013

切り立つ白い岩と青い湖が美しい Mt.Whitney



